今回、釣った魚やイカを刺身で食べる際に注意するアニサキス症について説明します。
釣れた魚を食べるのも、釣りの醍醐味ですね。
アニサキス症とはアニサキスという寄生虫による食中毒です。
どういった魚に寄生していて、どう調理した方が良いのか割とシンプルに書いています。
気になったら読んでください。
また、毒のある魚についても書いていますのでどうぞ。
*本ページはプロモーションが含まれています。
アニサキスとは
アニサキス(学名:Anisakis)は回虫目アニサキス科アニサキス属に属する線虫の総称。全ての種が魚介類に寄生する寄生虫であり、食中毒(アニサキス症)の原因寄生虫として知られる。
Wikipedia
アニサキスは細長い形をした寄生虫です。
主に中間宿主の内蔵に幼虫が寄生していて、筋肉部にも侵入する厄介なヤツですね。
最終宿主としては主にクジラやイルカなどでその腸管で生きていますが、人の体内では長く生きられないので数日で死ぬか、排泄されます。
アニサキスがいる魚を生で食べると感染のリスクが高まります。
アニサキス症
アニサキスは中間宿主のサバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、
イカなどの魚介類に寄生します。
アニサキスが寄生している魚を摂食することで発症する可能性がありますよ。
アニサキスによる食中毒として2つ説明します。
胃アニサキス症
食後、数時間から十数時間後にみぞおち辺りの激しい痛み、嘔吐、悪心を生じます。
アニサキスが胃壁に刺さるので想像しただけでも痛いですよね。
腸アニサキス症
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
アニサキスが胃に付くか腸に付くかの違いですね。
治療するには
アニサキスは胃酸では死にません。体内に入ると運が良ければ排出されますが、内臓に食いつくと激痛を引き起こします。
しかもかなり強靭な虫体で、普通の咀嚼では噛み切れません。
特効薬も今の所、無いので発症したら開腹するか内視鏡手術で直接、取り除くしか方法が無いです。
薬味も殺虫効果は無いので厄介ですね。
予防するには
中間宿主を生食しない事が確実に予防できます。
目視で取り除くしか無いです。
マイナス20℃以下で24時間冷凍するか、加熱調理(60℃で1分)で感染のリスクが減らせます。
天ぷらや焼き魚、煮付けだと十分に火が通るので良いですね。
刺身がダメという訳ではありません。
私が行っていた方法
持ち帰る魚は、釣ったら直ぐに内臓を取り、氷を沢山入れたクーラーボックスに保存していました。
ただし、これでも不十分みたいですね。
ただ私は今の所、アニサキス症にはなった事はありません。
何故、魚に寄生するのか
何故、サバにアニサキスが寄生しているのか説明します。
イカや青物には虫がいるのは知っていました。
実際、サバが釣れた時に内蔵を見てみた事がありますがアニサキスがいました。
最終宿主の排泄物と一緒にアニサキスの卵が放出されて、孵化した後オキアミなどの甲殻類に寄生します。
そのオキアミを捕食した際に寄生します。
クジラの内蔵に寄生した写真がありますが、グロいので載せません。
見たい方はクリックしてください。
ミンククジラに寄生したアニサキス
薬で死なないのもある意味凄いです。
釣れた魚を持ち帰る時は、内蔵を調べます。
私の経験上では、根魚でアニサキスを見た事は無いです。
ただ私が見なかっただけで、寄生している場合もあるみたいですね。
最後まで閲覧ありがとうございました。
コメント